もしも僕らのことばがウィスキーであったなら
村上春樹著 新潮文庫を読んだ感想
私の好きな小説家の一人の村上春樹
数ある有名作品を読み漁って次はどの作品を読もうか探してみる
「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」の文庫本を見つけた
単行本もある
この本は小説ではなく旅行記＆写真（奥様撮影）という印象の本
ページをめくると上下の空白が広い、文字も比較的大きめで文章の間隔も広い気がする
次のページへ行くのが早い本だ 嬉しい
私は本を読むのが遅い この本は２時間かからず読めた
ウィスキー飲もう
おそらくもう読まないであろう本は年末にまとめて売りに出すことにしている
この本はまたいつか読みたくなる本棚へ仕舞う
村上春樹の料理や味、酒（今回はウイスキーだが）人物などの描写 表現が好きだ
なんでもない料理なのに食べたくなるそして飲みたくなる
スコットランドのアイラ島
当時の蒸留所見学そこで働く人々
各蒸留所での製造工程
アイルランド パブと老人
スコットランド・アイルランドの紀行文として読んでも面白いだろう
写真の善し悪しが分かる人間では無いが
数ページごとに出てくる写真はどこかしら趣きがある
カット割りや余白もまた考えられたものかもしれない
とりあえず飲みに行こう
一人夜のバーへ メニューにはアイラ産のページ ボウモア12年をロックで頼む
日常的に高いウィスキーなど飲まない私
本に書かれている「アイラ臭さ」とは？グラスの上に鼻をやってその香りをかいでみる
少しくせのある香り なるほど わかる
磯臭い 潮っぽい は私には分からない
確かに普通のウィスキーの香りとはずいぶん違った「くささ」がここにある
これがアイラウィスキーの基調なのか なるほど
1くち飲んでみる「これはいったいなんだ？」驚いた 本当だ 読まれている
2くち目を飲んでみる「うん、ちょっと変わってるけど、悪くないじゃないか」
本当にそう思ってしまった
3くち目にはアイラ・シングル・モルトのファンになってしまった
私もまさに同じ手順をふんでしまった
「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」
この本を読んでからバーへ行ってしまったためにもし僕補正が多少あったにせよ
うまいウィスキーだった
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もしもこの先の人生でアイラ島に行くことが出来れば牡蠣と一緒に味わいたい
村上春樹も言っている
「どんな酒であっても、その産地で飲むのがいちばんうまいような気がする。
それが造られた場所に近ければ近いほどいい。」
著者 村上春樹：もし僕らのことばがウィスキーであったなら 引用
きっとそうなんだろう
先ずは日本のウィスキー蒸留所見学 行ってみよう。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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